LANILAB.モイストクレンジングバームが誕生するまでのお話し その2

お化粧品を選ぶにあたり、香りって大事ですよね。
好きな香りに出会うと気持ちが高まります。毎日使うものとなれば尚更です。

普段の生活でも、アロマを大事にしています。植物の香りは、心身の健康状態に働きかけます。その自然療法をアロマセラピーといいます。

香りを嗅いだり、希釈したオイルでトリートメントしながら皮膚から取り入れることによって、健康や美容に役立てることができます。

アロマセラピーについて

アロマセラピーの香り

目には見えない精油の香りは、鼻腔を通り、嗅細胞に届くと嗅覚受容器を刺激して、その香りの情報が電気信号となり、脳の中核部へ送り込まれます。実際には香りの成分自体は若干肺に吸収されるものの、それより奥には到達しません、ほとんどが呼気によって吐き出されます。

アロマセラピーの香りの働き
アロマセラピーの香りは、直接脳の中核部である大脳辺縁系へ到達します。人間の本能的な欲求や記憶と結びついていると言われています。この働きにより、香りの判断をし、不快な香り・よい香りを分けていきます。懐かしい香りを感じたりするのも、直接脳に到達するからです。

アロマセラピーは自律神経に働きかけてリラックス(癒し効果)できたりしますね。香りの成分によって、神経科学伝達物質(ホルモン)が分泌されるといわれています。
様々な香りのタイプによって効能が違うのもアロマセラピーの特徴といえます。

アロマセラピーの香りの効果
アロマセラピーの香りを呼吸によって取り入れると、体中に運ばれた香り成分により、体に様々な形で働きかけてくれると言われています。

アロマセラピーで使う精油の分子は、皮膚を透過するのと同時に親油性があり、皮膚の保護膜を作る皮脂に溶け、皮膚を通過し、体内に吸収されます。毛穴と表皮の角質層から浸透していき、神秘の毛細血管、リンパ管などの体液に入り、全身の各器官に働きかけます。マッサージすることにより、血行を促進し、作用を高める効果があります。

アロマセラピーの香りの分子は、さまざまな効果をもたらした後に、体内で分解され体外へ排出されていきます。

上記のことから、LANILAB.モイストクレンジングバームを作るにあたり、マッサージしながら美容に役立つ、アロマセラピーの要素を取り入れようと思いました。

LANILAB.モイストクレンジングバームに使用した香り

LANILAB.モイストクレンジングバームには、2種類の香りが調合されています。

メインの香りとなる1つ目は、ゼラニウム香、2つ目はダマスクローズ香です。

なぜ、ゼラニウム香をメインにしたかというと、やはりクレンジングタイムに癒しを求めたからです。疲れた一日の終わりは癒されて眠りたいですね。

ゼラニウムの効能は?

ゼラニウムには、心と体に起こるさまざまなバランスの乱れを整える働きがあるといわれています。自律神経やホルモン分泌のバランスを回復させて、精神的なストレスから現れる不調や女性特有の症状を和らげてくれると言われています。

ゼラニウムの効能①
ゼラニウムはホルモンの分泌調整作用に優れていることから、ホルモンバランスの乱れからくる生理不順やPMS(月経前症候群)、更年期障害など女性特有の症状に効果があると言われています。

心身の緊張による情緒不安定を癒し、不安感やストレスを和らげる働きがあります。

ゼラニウムの効能②
シワやしみ、お肌のアンチエイジング、皮脂分泌のバランスをとる作用があり、スキンケアに欠かせない精油です。

乾燥肌と脂性肌のどちらにもよいので、どのような肌質でも使えるのが魅力です。また、抗菌、抗真菌、抗炎症作用も強いことから、ニキビにも役立ちます。

ゼラニウムの効能③
体内の余分な水分や老廃物の排出を助けることから、むくみを解消したり、セルライトの除去にオイルトリートメントなどで用いられます。

 

ゼラニウムの精油は、私が思い描いている効能に思った以上に当てはまっていました。お肌への効果が抜群ですし、女性にとっていいことだらけのゼラニウムです。

LANILAB.モイストクレンジングバームを作るにあたり、ゼラニウムを配合しないわけにはいかないと思いました。

LANILAB.モイストクレンジングバームが誕生するまでのお話し その3 に続きます。

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