LANILAB.モイストクレンジングバームが誕生するまでのお話 その3

前回は、ゼラニウムについてたくさん書きましたが、今回は二つ目の香り、ダマスクローズについてです。

私がローズの香りを好きな理由

私的なお話になりますが、私はローズの香りがすごく好きです。パフュームはほとんどローズ系のものを選択してしまいます。

女性の気分をアップさせるのにローズは欠かせないと思っています。ローズは古くから沢山の人に愛され、愛の象徴とされてきました。ローズは花の女王とも言われています。

薔薇は数多くの品種が開発され続け、今では1万を超える種類があり、神話にもよく登場します。ギリシャでは愛と美の神に捧げられたと言われ、聖母マリアはローズに囲まれて登場したとも言われています。

積極的にローズを取り入れて、女子力UPしたいですね。

そして、一つ目の香りであるゼラニウムは、ローズに似たような香りと表現されることが多いのですが、精油は葉っぱから抽出されているので、実際には、ローズのような香りの中に少しハーブっぽさが混じったグリーンフローラルな香りが特徴です。

ゼラニウムの方もローズに似ている香りと効能なので、ダマスクローズとの相性もよいです。

ダマスクローズについて

たくさんの種類のローズがある中でも、ダマスクローズは特に香りが高いことで古代から知られているバラです。

世界で2万種以上もあるバラのなかでも特に甘く芳醇な香りをもち「花の女王」とも言われ、ローズウォーターやローズオイルを抽出する品種として珍重されています。

古代エジプトの女王・クレオパトラ7世がダマスクローズを愛したと言われ、バラ風呂を好んだそうです。

ダマスクローズはバラのなかでは古い種類であるため、この時に使われていたバラがダマスクローズであったと考えられています。

ダマスクローズの女子力UP効果はすごそうです!

「ダマスク」のネーミングはリシアのダマスカス、またはダマスク織から来ていると言われています。

貴重なダマスクローズ

昔のペルシャ、今のイランあたりの原種のバラがダマスクローズです。

昔、イスラムの世界で、バラ水は宗教儀式に必要であり、ヨーロッパでも栽培が始まりました。

カザンラクの別名「バラの谷」と呼ばれる地域では、5月中旬からの約3週間、夜明けから午前11時まで、バラの花を収穫。水蒸気蒸留法で抽出されます。

採油率が低く、花の量に対して、取り出される美容成分が極端に少ないのもダマスクローズの特徴です。

100個のバラの花からたった1滴。3トンのバラの花からたった1㎏しか取れないのです。
ダマスクローズはローズが凝縮された、とても貴重な精油ということがわかります。

ダマスクローズの効能は?

ダマスクローズの効能①
心を癒し、穏やかに元気を取り戻してくれる作用があります。特に拒絶や傷つけられ、自分へ自信がなくなってしまったとき、もう一度受入れる手助けをしてくれます。孤独感や失望感を和らげ、幸福感をもたらしてくれます。愛の本質を知ることで、自分と他人への信頼感をよみがえらせてくれます。

ダマスクローズの効能②
女性の不調に関わりが強く、女性ホルモンの調整作用、子宮強壮作用があります。生殖機能に関わる不調にもいいと言われています。精神面からくる高血圧や動悸にも有効です。

ダマスクローズの効能③
肌の炎症を抑えてくれたり、吹き出物にも効果があります。老化・乾燥への保湿効果も抜群です。アンチエイジングに最適です。

前回お話ししたゼラニウムと、上記ダマスクローズは、化粧品を作るにあたり、香りとしてだけではなく、お肌にとっても、精神的にも大切な成分に位置づけられます。
普段の生活のアロマにも、ゼラニウムとダマスクローズを取り入れたりすると、さらに良い効果がありそうですね。

LANILAB.モイストクレンジングバームの香りはアロマセラピーの要素をふんだんに取り入れています。
香りの強さも何度も調整して、強すぎず・弱すぎずの程よい香りの強さになっています。
どんなにいい香りでもきつすぎると香り酔いしていまいますからね。程よい香りで癒しのクレンジングタイムを過ごせるように設計しています。

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